こんにちは!広報担当の山本です。
今回の映画レビューはこちら!
歴史的興行成績を叩き出したインド映画 『バーフバリ 王の凱旋』
インドは映画大国なのを知っていますか?
その制作本数は世界一!
なんとハリウッドの年間制作本数もはるかに越え倍以上の年もあるとか。
さて皆さん。
「インド映画?スラムドックミリオネアみたよ!あれインド映画でしょ??おもしろかったよ!エンドロール踊り出して笑った!」って方いますか?
ちがいます!
あれはインド映画ではありません!!監督イギリス人でイギリス映画です。
え!?じゃあインド映画ってなに??みたことない! なんて人や ああ!あの突然踊り出すやつね!しってるしってる! という方、多いのでは?
そもそもインド映画と一言で言いますが、インドは国内でいくつかの言語(22言語あるらしいですよ)に分かれています。
今回紹介するバーフバリはタミル語圏内(南インド)で制作された映画で、ちまたで話題の『ボリウッド』(こちらヒンドゥー語圏内の映画)とは実はすこーし違います。
いやいやいや、そもそもボリウッドってなんだよ!インド映画なんかみたことないよ!という皆さんにこそ、バーフバリをみてほしい。
Contents
そもそもバーフバリってなんだ!
この映画、インド至上最高の超大作と至るところで紹介されています。
インド至上って(笑)と思いますか?いやいや侮るなかれ、すごいんです。
じつは「バーフバリ王の凱旋」は続編にして完結編。1があります。
1のヒットを受け更に高額な製作費が投じられ3年の歳月をかけて作られたこの映画は、とにかく桁とスケールがすごい!
その評価!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとRotten Tomatoes(ロッテントマト:映画通にはおなじみの映画評論家のレビューを一箇所に集めたサイトです。批判的なレビューなども集計。有名です。)にて100%の評価を受けています。これはすごい!!!!なにがすごいってこのサイトで100%をもらってる映画はかなり少ない…というか名だたる映画が連なりすぎて気絶しそうになります…(市民ケーンやメリーポピンズから裏窓、分かり易いのはトイストーリー!)
1からの期待度は世界中でもかなり高く、その中でもやはり本国インドで今回の映画の予告が流れた時は凄かったみたいです。
狂喜乱舞、紙吹雪は舞い劇場内は「バーフバリ!」のコールと絶叫。スクリーンに群がる人、踊り狂う民衆…。
とにかく世界中が待ちに待っていた映画がバーフバリなんですね!
健康増進効果があると噂に
私自身、あまりインド映画はみたことがなく、「インド映画って突然踊り出すんでしょ?」程度の認識。
ほんっっっっとうに今では申し訳ない気持ちです…。愚かでした…。
予告はチェックしていたものの最初は観る予定はなかったんですが、SNSでバーフバリを観に行った人がもれなく
バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!バーフバリ!!!!!
としか話せなくなっていたこと。
凄い元気になった!健康になった気がする!肩こりが治った!肌の調子がよくなった!
なんていう健康報告もあり、どういう映画なんだ…?と気になって観に行きました。
そんな私の観る前と観た後のSNSでのテンションの差がこちら。
今みると完全に語彙力を消失している…。
観終わった後、とにかくすごい、なにがすごいって本当にすごい、すごいものを観てしまった…なんだこれは…!!!???す、すごいぞ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!マヒシュマティ王国の民になるぞ!!!!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!王を讃えよ!!!うぉおおおおおおおおおお!という気持ちになります。アドレナリン出っぱなしです。
とても元気になります。東京では上映終了後拍手が巻き起こるスクリーンもあったとか…名古屋ではザワッ…!!というざわめきが起こっていました。
バーフバリってどんなお話なの?
1のあらすじが本編上映前に流れるので1をみていなくてもたのしく観れるバーフバリ。1のあらすじはこちら(ちなみに英語字幕で公式が1の本編全部アップしてるそう…インド凄い)
これを踏まえた上で2についてなんですが、
1は 息子バーフバリのお話(バーフバリ2世)
2は 父親バーフバリのお話(バーフバリ1世)
というように2世代にわたる神話的叙事詩。どちらも同じ役者さんが演じています。
ヒンドゥー教の聖典として欠かせないマハーバラタやラーマーヤナが土台にあるそうです。
父親のバーフバリは大国の皇子。王国を統べる国母シヴァガミ(王様の女性版。彼女はバーフバリの育ての親で血は繋がっていません)と民からの信頼も厚く、文武両道。次期国王として任命もされていたが、同じく文武両道ではあるが思慮に欠けた従兄弟であり兄弟的存在バラーラデーヴァ(国母シヴァガミの実子)の策略により、産まれたばかりの子供と妻を残して死んでしまう。そのバーフバリを殺したのは、バーフバリを子供の時から見守り父的存在であった奴隷剣士カッタッパであった。ではなぜ?どういったように死んだのか?どんな英雄であったのか?が描かれているのが『バーフバリ 王の凱旋』になります。
「わたしたちは今、伝説を目の当たりにしている…」という気持ちにさせる壮大なストーリーは15分に1度あるクライマックスに興奮しっぱなし!
日本上映版は30分カットされているそうで、本国だと2時間50分というボリュームたっぷりの長さになっているそうです。せっかくだから全編公開してほしかった…!!少しカットされたシーンを観ましたが、バーフバリがより賢王であることが分かる良いシーンでした。
音楽、音響効果が抜群!!!鳥肌必至!
聞いてほしいこの荘厳な音楽!
観てほしい!このダンスシーン!
そして様々な音響効果がくどいのでは?と思うくらいですが世界観にあっていて本当に映画に引き込まれます!
象に何でターメリック粉まきちらすの!??そしたらなんで暴れてた象がおとなしくなるの!!!?船飛んだ!!??そんな方法で城破り・・!!?と日本人には理解できない超人的なことがよくおこりますが、すべて「かっこいい…」に最終的に集約されるので安心してください。(本当は全て意味がちゃんとあるんですがとにかく気にしない!)
バーフバリだけでなくその妻デーヴァセーナもとってもかっこいいです!とにかく女性にしびれる!なにより美人…
非常にうまい効果音、次のキーになるアイテムをちらっと分かり易くみせてくれるため、カタルシスが止まりません・・・!
涙が止まらない…。英雄として死ぬもの。英雄だからこそ死ぬもの。
最初1時間半程は微笑ましく楽しい、でもとにかくかっこいいシーンの連続です。それこそバーフバリがいかに英雄であるか。
小心者を英雄に変えるカリスマを持つバーフバリを観ているうちいつのまにか私たちはバーフバリに心惹かれています。
だからこそ、なぜバーフバリはそれこそ父のように慕い厚い信頼を寄せていた家臣に殺されなければいけなかったのか。
そのアンサーが得られたとき、涙が止まりません。
奴隷最強剣士カッタッパ。彼は卑劣な策で反逆の罪をかぶせられたバーフバリの殺害を命じられます。
ですが、カッタッパはその命を遂行する決断ができません。
そうとは知らず、自らが敵に教われ命の危機にありながらもカッタッパに絶対の信頼を置くバーフバリ
カッタッパがいるかぎり、自分を殺すものは現れないとバーフバリはカッタッパに告げます。
この言葉で「あなたのような人が罪深い現世にいてはいけません」
とカッタッパの決意が固まる流れは、涙無しには観られません…。
書いてても泣けてくる…。
溢れるカリスマ性!映画を観終わった後、あなたもマヒシュマティ王国の国民に
これだけ書いても一ミリもバーフバリの良さが伝わった気がしない!
こんな映画ははじめてです。
LOOPの社員も何人か観に行ってくれました。この映画、本当に上映館数が少ないことや上映期間が短いことがもったいない!
そんな中でも口コミにより人が集まり、多くの映画館で上映延長がされました。すごいですね。
東京ではバーフバリ2の人気に、1と合わせての連続上映や絶叫上映も開催されたそうです。
テレビCMもなく、上映館数も少ない中これだけカルト的人気が出るのは単純に映画に魅力がとてもあるということだと思います。
この映画を観ないなんて本当にもったいない!
なんと名古屋もミッドランドスクエアにて、本来の上映終了予定からさらに2週間延ばしました!2月9日までは確実にやっています!もはや驚異的…既に三回観に行ってますが平日でも席が殆ど埋まっています。
大きいスクリーンでみないともったいない映画です!無理矢理にでも時間をつくって!さぁみんな映画館にいきましょう!