いろノちから writer 鈴木

こんにちは、ループの鈴木です。
ついに回ってきてしまった。
私、自分こと多くを語らない人として通っているので(笑)
そのままスルーしたかったのですが、
だめでした。

私は、デザインの仕事をしているくせに
「色」に関して、苦手意識があったんですね。
何種類もの色の組み合わせを検証して「最適な色を!」
と思って「こりゃ大変だ!」と。

それと、私にも好きな色の傾向というのがあるので、
出発点がその傾向の色から始まってしまう。
そうすると作るものが同じ雰囲気の色系統になる。

(ヤバイ!バリエーションなさすぎだ)
(発想貧困!デザイナー失格だ!)
(それは避けたい!どうしよう?!)

それで、探しました!
ありました「色組み合わせ見本帳」。
(今なら、パソコンで「サクッ」とカラバリ)
随分、その見本帳にお世話になりました。

そのうち自分なりに分かってきたんですね。
色に関することが色々。

 

(気づいたこと)

・色に「汚い色」はない。
一つひとつの色に「汚い色」というのはないのではないか。
あるすれば、他の色との組み合わせや、形との相性で
別のものをイメージさせてしまうから。
(色をしっかり見よう、感じよう)

・色味(色相)、鮮やかさ(彩度)、明るさ(明度)の他に、
「色の深み」がある。
色を再現する素材にもよるのだけれど、
同じ色でも深みが違って見える。グレード感が全く変わる。
艶が加わるとさらに。

・色は「光」があるから再現される。
色が見えることが当たり前と思ってきたけど
光がなければ「色」は見えないわけで。。。
つまり、光の当たり方や進み方で色が違って見える。
(モニター画面と紙、そりゃ違うでしょ)

・色に込める意味、色に感じるパワー。
デザインをする上で、色に意味を持たせることがある。
鮮やかな赤にエネルギッシュなイメージを、
さわやかな緑でフレッシュさをといった具合に。
それとは別に、色の持つ「チカラ」を感じることも。
後付けの意味合いを遥かに越えて、その色が主張しはじめたとき
「色で勝負!」なんてデザインもありです。

・本当に良い「形」には、どんな「色」も似合ってしまう。
だから、形を考える時は、徹底的に「形」にこだわりたい。

ループでは、コーポレートカラーとして
「ライムグリーン」を使っています。
発足当時、新たな組織としてのスタート感と、
少しだけ「エコ」のイメージを載せたくて使い始めたのですが、
ご縁があって、今「環境・CSR情報誌Vane(ヴェイン)」を創っています。
これも「色パワー」?!

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